そんな実とあたしを見て
皆はあたしのこと、

ひどいとか、
あんまりだとか、言うけれど。


ひどいことをしているつもりはない。



実のことは、嫌いなんかじゃないもん。




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「ね? よかったでしょ、あたしと買い物して」

「はあ・・・、まぁ、良いものを購入できましたけど・・・」

「何。素直に喜びなよ」

「よかった、です」



その言葉に満足して、にんまりと、実に笑って見せる。