「「あ……」」
桐谷君だ。
制服じゃない桐谷君、何だか新鮮でかっこいい。
「お、おはよう!」
「おお…」
運がいいのか悪いのか…でも、会えて嬉しいって思うのは何でだろう。
「あのさ…」
何だか顔を赤くしている桐谷君。不覚にも可愛いと思ってしまった。
「トイレ、どこ?」
「……一緒に行こうか」
「お、おう。ありがとう」
いつも塾の隣の席の人が学校の廊下を一緒に歩いている、何か変なの。
「ここ!あっ、私廊下で待ってるから」
「うん…」
そう言い、桐谷君はトイレに行った。
顔が赤くなってたの、可愛かったな。