「ちょっとー花音ー?」




私の前で手を振る雫。




はっ―――、点数悪すぎて頭が真っ白になってた。




「で……その様子だと悪かったの?」




「あ、うん……」




そして私は、返ってきた点数を雫に見せながら




「56点…だった。」




と、小さい声で呟いた。