そんな龍娘の言葉に。

「おい!いい加減にしろよ!」

怒声を上げたのは龍太郎だった。

「そいつらは何も関係ねぇよ!俺と会ったのだって今日が初めてだ!犯人扱いすんな!」

「あ、丹下 龍太郎だ」

「スペシャルバカで有名な」

「全教科オール補習を食らった伝説のうつけ」

庇われているのも知らず、散々な物言いの三人。

しかしそんな言葉が耳に入らないほどに、龍太郎は龍娘の言動に憤っていた。