「さてと…揃ったな」

龍娘が三人の前に立つ。

「用件というのは他でもない。お前達も校舎の壁が破壊されたりしているのは見ただろう?身に覚えはないか?」

「え…どういう意味?」

眉根を顰める雲雀。

龍娘の言っている意味にすぐに気づいたのか。

「おいおい!俺達疑われてる訳?」

疾風が声を上げた。

「そんなぁ、私達何もしていないのにぃ」

璃月がプンスカと怒る。

「私とて意味もなく生徒を疑いはせん」

龍娘は厳しい口調で言う。

「しかしお前達は日頃から校内で問題を起こしたり、校舎の備品や建物そのものを破壊してばかりだろう。火のない所に煙は立たずという奴だ」