だというのに。

「きゃーっ!きゃーっ!」

璃月のパニックは収まるどころか留まる所を知らない。

次々と、矢継ぎ早に。

手当たり次第に壁を、床を引き剥がして投げつけてくる璃月!

「止せ!止せと言っている一条!」

龍娘の声は、最早忠告から警告に変わりつつある。

それほどまでに璃月がやっている事は危険な行為だった。