「じゃあ明日の朝一で連絡しとくわ。そんじゃな」

簡単にそんな事を口約束して、鼻歌混じりに帰宅していく疾風。

…仲間達はその後ろ姿を呆然と見送る。

「持つべき者は友人?」

「違うよ、『お金持ちの友人』だよ」

「うわ!言う事がやらしいな~」

「でも流石に札束積まれたら、ちょっと、ねぇ…」

口々に言う仲間達。