「いやいやいやいやいやいや!」

チャーリーが手を左右に振った。

「立て替えるて!昼休みのコーヒー代とちゃうねんで?少なく見積もって何千万円のレベルやで?どうやって高校生が立て替えるねん!」

「いや…」

疾風は頭を掻く。

「パワードスーツの売上金がだいぶ貯まってるから…そのくらいの額なら…」

びっくり。

学園の友人にシレッと億万長者がいました。

そうなのである。

疾風は発明家。

役に立たないものばかり作っているように見えて、彼の発明したパワードスーツは実際に商品化されており、世界中の警察や救助隊に購入されているのである。

その額、安く見積もっても一体数百万…。