が、ここは喧嘩よりも、生徒指導室に捕縛されていた生徒達を逃がす方が先決!

「走って!」

リーニアの声で、龍太郎が、小夜が、雲雀が、疾風が、璃月が、生徒指導室を出ようとする!

しかし。

「逃がすと思うか…?」

その生徒達を再度捕縛しようと、龍娘が床を踏み締める。

腰を落とし、ベタ足。

蹴り技を主体とした格闘技の構えだ。

「ちっ…!」

葉月が、舞白が、生徒達の退路を確保する為に龍娘に立ち向かおうとする。