「筋か…」

龍娘がユラリと立ち上がる。

「その筋の通し方が乱入の上に力ずくというのであれば、私も大人しくしておく訳にはいかんな…」

途端に。

「!!!!!!」

その場にいた全ての生徒達を怯ませるほどの気迫が、龍娘の全身から発せられる!

(…信じられないわね…)

リーニアが息を飲む。

(『人外寄り』の私をも圧倒する殺気なんて…やめてよ…)

彼女は背筋の寒くなるような笑みを浮かべる。

(ちょっと本気見せたくなっちゃうじゃない…)