そうとなれば即行動だった。

葉月を先頭に、彼らは生徒指導室へと足を運ぶ。

作戦も、小細工も弄さず。

ノックもなく。

「む!」

取り込み中の生徒指導室へと乱入する!

「何だお前達は。今は指導中だ」

「その指導に、私達いささか疑問を感じておりまして…」

龍娘の鋭い視線にも臆する事なく、舞白が言う。

吸いかけの煙草を吐き出して。

「あんたの強引なやり方が気に入らねぇ…喧嘩売りに来た。筋通す為にな」

葉月が龍娘を睨んだ。