葉月が言っているのは、勿論龍娘に呼び出されている龍太郎、小夜、雲雀、疾風、璃月らの事だ。

確かに彼らは、普段から何かと学園内で騒ぎを起こしている。

が、今回はその前科だけが理由で嫌疑をかけられている。

それに。

「丹下って奴は、仲間の為に口を割らずにいるらしい…個人的に助けてやりてぇ」

「あら…なかなか男気があるのね、君も」

舞白の言葉に。

「フン…」

葉月は煙草の煙を燻らせた。