その懐中時計と、教室にいた三人を見比べて。

「ふぅん…」

舞白はまずリーニアに微笑みかける。

「貴女…随分と『長時間』なのね…こんな長時間な人間は見た事ないわ」

「え?」

舞白の言っている意味がわからず、キョトンとするリーニア。

続いてチャーリーに視線を移す。

「貴方はもう『終了』してる…」

「終了って何や!終わっとるって意味かいっ!」

バシッ!と舞白の肩にツッコミを入れるチャーリー。

しかし舞白もこれを華麗にスルー。

(ボ、ボケ殺しや!サラッと流しよった!怖いわー、この娘ら芸人キラーや)

チャーリーが心の中で呟いた。