あたし手塚凜(テヅカリン)16才はまたこの街に戻ってきた。 明日から通う高校はあいつがいるか分からないけど、絶対見つけ出してやる! 「凜~!今日から学校よ!早く起きなさい!」 ママが片手にお箸を持って、あたしから布団を剥ぎ取る。 何でお箸…? あたしはまだ開ききっていない目をこすりながら疑問に思った。 「朝ごはんできてるからちゃっちゃっと食べて早く学校に行きなさい!」 あ~…朝ごはん作ってたのか。