これから先一生無いであろう早起き(キセキ)を喜べないあたしってなんて残念な人間なんだ…！
今日は外に出たくない……。
学校へ行く支度をしたあたしは、重い足を引きずって学校へ向かった。
学校について教室に入ると穂波が走ってこっちに向かってきた。
「凜おはよ～！」
「おはようさん…。穂波は元気やのう…。」
「どないしたん？おばあちゃん。テンション下げ下げやん。」
「…誰がばあちゃんじゃい！！」
「あ、元気になった。それよか凜、聞いてや～！」
穂波が嬉しそうな顔で肩をハンパなく揺らしてきた。
い、痛い…。
