放課後で誰もいない二人っきりの教室。



「何?何がしたいの?」



少しこわかったけど、強がってキツイ言い方をした。




鈴木海はそれに反応するかのように、あたしの顔の横の壁にバンっ!と手をついた。





「お前調子乗ってんじゃねぇぞ。俺、学校では王子様キャラで通ってんだよ。俺の本性知ったからには、野放しにしとくわけにはいかねぇ…」




鈴木海は眉間にシワをよせ、何かを考えていた。



「そうだ!お前俺と付き合え。」



…は?


えぇぇぇぇ!?



付き合う!?意味わかんないし!



「それは何の冗談でしょう?オホホホホ…」



何言ってんのあたし!!


オホホホホって何!?


あたしまでおかしくなっちゃった?