あたしがオロオロしていると目の前の鈴木海がプッと吹き出した。



「プッ!お前うける。何キョドってんだよ。」




え!?次は元に戻っちゃったよ!




鈴木海は、バカにしたような目であたしを見ている。



…もう!何なのよ!



あたしは、だんだん腹が立ってきた。




「ちょっと!何なのよ!紳士っぽく接してくれたと思ったらいきなり笑って!バカなんじゃないの!?」



言ってやった!




復讐の相手をバカ呼ばわりできて、すごく勝ち誇った気分になった。



すると鈴木海はフッと鼻で笑って、こっちに近づいてきた。



何!?


あたしは後ずさっていると、いつの間にか教室の隅に追いやられていた。