こんな毎日を繰り返す
憂鬱な学校生活が終わり家に帰るとお姉ちゃんがお洒落をしていた
「ただいまどこか行くの?」
「んー友達と呑みにいく。花凛も行く?」
「いい、いってらっしゃい」
「そう?行ってくるね」
ガチャン
1人…になっちゃった〜
散歩でもするかな
Tシャツにジャージで外をふらつく。6時なのにまだ明るい。
「あれ、花純?」
振り向くと爽やかな男の人が立っていた
「花純じゃありません。お姉ちゃんの友達ですか?」
「うん、妹さん?」
「はい」
「よく見たら花純より美人だったね」
「…」
「花純は?」
「呑みに行くって出掛けました」
「うそっ!行き違い〜」
オーバーに悲しそうにする男の人。面白い人。
「妹さん、クールだね?笑わないー」
「…人と喋らないので。」
「へえ変わってるね。俺、原田樹!よろしくね、妹さん」
ペコッとお辞儀をしたら笑顔で"原田樹"さんは去っていった。
変わっているのはあなたです。心の中であたしは思っていた。