「ユナ?」

「カズア・・・バルト、エリサ! お願いこっち来て!」

その叫びを合図にしてスタートダッシュを切る。
エリサはテレポートでユナの生命反応がある場所へ、一気に飛び立った。

「クリムゾンフレア!」

ドン! 
すぐに聞こえてきたエリサの高らかな声と、その重い衝撃が船全体を揺らす。

カズアとバルトは階段を駆け上がり甲板に出る。
しかし暗くてよく状況が見えない。

「大丈夫?」

「ありがとう、エリサ」

そんな声が聞こえた。