「ふーん?つまりアンタは兄ぃに敵対するって言ってんの?」 「え?・・・・・・・・・・えぇ?」 イブキの後ろから歩み出たアタシを見て、相手の顔が明らかに強張ったのが分かった。 「コイツが今、兄ぃの仲間だって知らないワケじゃないんでしょ?それに牙剥くってんなら、兄ぃへの敵対表明よね?兄ぃの敵はアタシの敵、って事で・・・・・」 動揺も露わなその顔へ意地悪な微笑を突き付けた。 「アタシが相手してあげるわよ、ヒョーガ。」