な、何でイブキにバレてんの!!





思いもよらない一撃に、一気に顔が熱くなった。









動揺しなきゃシラを切り通すこともできたかもしれないのに。

ダメだ。

遅い。






あわあわしながら口をパクパク動かしてるだけのアタシはどうあっても挙動不審者。



単純な実験くらいに赤くなったアタシの顔を見たイブキは横を向きはーっとだるそうな溜息を吐いた。












「・・・・マジか・・・・。」







リッカが・・・かよ。とか、続けて呟いてたけど、声が小さい上に、軽くパニックに陥っていたアタシは潔く聞き捨てた。












「ちがっ・・・勘違いしないでよねっ!好きってか、理想のタイプだったってダケでっ。そ、それも、ヤンキーやってた昔の兄ぃだし!!」