夢でも見てンのかって顔をしている兄ぃの顎をトーコさんが人差し指で持ち上げ、妖艶な微笑を突きつける。 「まぁ、そんなわけで、他のプレゼントに見劣りしないくらいには喜ばしてあげるわよ?」 いやん。 トーコさんたら相変わらず男前っ。 くはっと兄ぃが噴き出した。 「一番は・・・今更言うまでもねぇな。」 兄ぃの眩しいような笑顔を見て、イブキが溜息のように呟いた。