そして、起き上がった。
どうして、私がこんな所に?

すると、奥にあるドアが開いた。

一人の老人のような、声がした。
「おーやっと起きたか、橘琴音さん」
メガネが無いせいか、目がぼやけて見える


「何で私の名前を、って言うか何で私がここに?」

「健三から聞いたんだよ、君の事を」
ニコリと微笑んだ。

健三・・・・?


「あれ、君の知ってる人だよ?」


「健三・・・・・」


「大石健三じゃよ」


「!!」
大石健三って

「うちの事務所の所長ーーーーー!!」

「そうじゃ、君の勤めてる事務所の所長じゃよ」

「で、で、でも、何で私がここに?」

「それわだな、君は明慶大学出身だね?」

「は、はい」

「そこの経済学教授と昔から仲が良くてな、1年前だったかな、面白い論文を書く女性が居ると聞いてな読みに行ったんだよ、その論文を読みに、そしたら実に面白い論文だった
よ、橘琴音さん女性ならでわの切り口で実に興味深かった」

「それは、ありがとうございます」

「でも、その時気君に会いたかったのだが、その時に癌があるとわかってな、君に会え
会えなかったんだよ」

「あーそれわどうも・・・」

「所で、あなたは誰ですか?」

「あーわしか、鳳大吾朗だ」

「あー鳳大吾朗・・・・」






「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

「そんなに、驚く事か?」


「あ、あ、あ、のメガネを・・・・・」

「そうかメガネじゃな、はいメガネ。」

「!!!!」


目の前に、鳳大吾朗・・・・・