「愛華、今日は寝よう？」
「……ん」
あたしたちは一つのベッドに２人で寝た。

ここは、どこ…？
真っ暗で、周りが見えない。
向こうに見えた、一筋の光。
そこには…
「湊…！」
追いかけても、追いつかなくて…。
湊はどんどん遠くなるばかりで…。
「行かないで…湊ぉ…」
あたしは、真っ暗闇のなか、１人でいた。
たかれるフラッシュ。
「ッ――――」
嫌だ……助けて…湊――…。

「愛華ッ！愛華！！」
「ッ！花……枝？」
「大丈夫？うなされてたけど…」
夢……？
レイプされたことが、夢に出てくる…。
「花枝……気持ち悪い…」
「ッ！トイレ行こう！」

「ぅぅぅ……」
花枝が背中をさすってくれる…。
「大丈夫…？」
「ん。楽になった…」
花枝、迷惑かけて、ごめん。