『サンキュ、柊斗』
「どうして湊くん、こんなとこにいたの？」
『先生がココに来いって言ってるって、田神に言われたんだ』
「田神に？」
『あぁ…。そしたら、誰もいなくて、閉じ込められた』
「大変だったな」
『おう…』
「元気ねぇな？」
『いや、胸騒ぎがして…』
何もなきゃいいんだけど…
『つ～か今何時？』
「もう７時」
『マジ？つかお前らはこんな時間までなにしてたんだよ』
「「委員会」」
『ふ～ん』
俺らはファミレスで夕飯を一緒に食べた。
店を出たのは、８時。
そのとき、ケータイが鳴った。
相手は、愛華の家？
『はい？』
【あ、湊くん？愛華と一緒かしら？】
『いえ。どうしたんすか？』
【まだ、家に帰ってないのよ…】
『えっ？俺、今外にいるから探してみるよ！』
【えぇ、お願い…】

愛華が、帰ってない…？