｢助けてよ、花枝!!｣
｢助けてよって言われてもね〜。ほら、あれよ。このくらいの歳の男子はね、気になる子ほど、ちょっかいだしたがるのよ｣
この子はあたしの親友の、
高松花枝。
｢ありえないね、あれは単なる嫌がらせだよっ!!好きな子にあんな暴言吐く!?｣
｢照れ隠しよ、照れ隠し！｣
「えぇぇ…。ありえないから、花枝…」
『おい、そこのブタ愛華ッ』
ほら、また…。
こういうのは、無視に限るッ！
『無視すんなッ』
そういうとあたしの肩をグイッと引っ張り、おでこにデコピン。
「いったぁぁぁい！！なにすんのよッ」
『テメェが無視するからだろうが！つ〜か、お前マジで太ったな』
「……は？」
『最近、お前に乗られるとマジで死にそうなんだけど』
「……マジ？」
『ダイエットしろよなぁ〜？？』
「う、うるさい…ょ…」
『？？』
そんなにヤバいの！！？？
湊はあたしにそれだけいうと、去っていった。
「ね、ねぇ花枝？あたし…ヤバい？」
「あたしはそんなことないと思うけど…」

う〜ん…。
ダイエット…始めるか？