怜兄…俺達は優衣を守ることさえ出来ないのかな…。



敵わない…。




怜兄にも風雅にも…。




俺達は無力だ…。




目線がどんどんと下に下がり始めたそのとき。




「違う!」




優衣の声が部屋の中にこだました。