「……。」 紘斗も同じ気持ちなのか、俯いたまま。 「俺は優衣の兄なのに、何もできなかった。」 「……。」 「悔しいよ…俺は優衣が本当に大切だから。」 「……。」 「怜兄が死んでしまってから、今度は俺達が優衣を守ろうと誓った。」 「……。」