大樹と連絡がとれない日が続き、私では返事が来ないので友達に頼んで仲立ちをしてもらった。


こんなことが帰ってきたと教えてくれた。

「美咲のこと好きだけど、俺に幸せにできるか分らなくて。
 今考えてて、考えがまとまるまで美咲とはメールできない。」

こんなことを書いて送って来たらしい。

直で言ってほしかった。

友達を通してではなく、
直に私に行ってほしかった。


「なんで、なんで言ってくれたかったのだろう」

授業中でも休み時間でも給食の時間でも、
いつでも大樹の事を考えていて友達と遊んでいる余裕がなった。

もっと信頼してほしかった。


――――――頼ってほしかったよ。


けど大樹を責めることはできなかった。