大樹は中学3年生でひとつ上。
去年は受験生だったのだ。

だから12月といえば受験シーズンで忙しいのだ。
1月には私立校の受験。2月は普通校。

大樹は私立校でエスカレーター式の学校に通っていた。
だかた他の人と比べると受験は楽だった。

しかし課題が沢山でるらしく、
毎日勉強の山に押し潰されていた。

でもそこまで知らなかった私は、
ほったらかしにさえれているようで悲しかった。

1月1日、一緒に過ごしたかった。
あけおめメールを送っても返事は来なかった・・・。

それから1週間ほどメールがこなく、
少しずつ心配してきた。

「なにかあったのかな?」
「事故にあってないかな?」

私の心は尋常じゃなく焦っていた。

1月7日、PCを開いてメールチェック。
【1月7日 松田大樹】
メールが来ていた。

私は思わず笑みがこぼれた。

『ごめん、今までPC禁になっててメールできんかった!』

私は脱力した。
凄くほっとした。

「大樹が無事でよかった」

心の中で言った。

けれどそれからまたメールが来なくなった。
「今度はなんで?」

遠距離恋愛はそういうところが難しい・・・。

よく分からないまま、
あっという間に1週間、2週間と時は経って行く。
あっという間に2月になった。

2月の始めメールが来た。
『ごめん、テストで課題やったり忙しくてメールできんかった』

私は本当に愛されているのでしょうか?

半信半疑で少し疑った。
「私は大樹の何なんだろう・・・」

分からない