「安藤尚~!おっはよ~」

朝一番に電話をするのは俺の日課。

国際電話じゃなくなって、俺も夏奈も遠慮なく連絡を取り合っていた。


「おはよ。お前今日講義ある?」

「うん!今日はね、選手のケアの演習をやるんだって」