店員さんがコーヒーと
ココア2つを持ってきてくれた
私はココアを飲みながら
舞花と颯太をみた
少しだけ大人になった2人
凛久も病気になんかならなければ
2人みたいに大人に近づいてたんだよね・・
こうやって4人で話すことだってできたはず
「愛理、」
ボーっとあるわけないことを
考えていたら舞花が
飲んでいたココアを置いて話し始めた
「まだその人たちに言ってないんでしょ?」
凛久のことだ
直接そう言っているわけじゃないけど
なんとなくわかった
「うん、でも帰ったら言おうと思う」
「ちゃんと話すんだよ
隠す方も隠される方もつらいし
凛久もそうした方がいいって
きっと思ってるよ」
・・・・そうなのかな?
「実は私たち愛理に会いに
行こうとしてたの」
「え!?」