教室には
暗い顔をした
京輔と花音がいた
「ただいま・・・」
恥ずかしそうにうつむく
愛理の手を引き
入ると
2人は同時に顔を上げた
「愛理・・・?」
「愛理ちゃん・・・?」
「はい」
「わー!!よかったよー!!
もうウチらの前に来ないかと思った!」
花音は愛理に
抱きつき喜んでいた
「ホントよかったよ・・・」
京輔も安心したように
顔を緩めていた
「ごめんね、心配かけて」
「そーだよ花音なんかずっと
口への字にしてなんもしゃべらないから
大変だったんだよ!!」
「うるさい!京輔!
しょーがないもん
心配だったんだから・・」
とうとう花音は泣き出してしまった
それにおろおろする
京輔を見て
みんなで大笑いした