「俺なんかに構わなくていいから」





なにそれ・・・

友達って言ったくせに
笑顔でいろって言ったくせに





「・・・・・」


隼人の後姿を見ていたら
京輔が心配して声をかけてくれた





「ごめんね愛理ちゃん、あいつ今機嫌悪くて」



「なんで？」


「なんでかー・・・んー
あいつが知らない愛理ちゃんが
多すぎるからかな？」





笑って京輔も花音たちの方へ
走って行った










話さなきゃいけないんだ

やっぱり隠し事が多すぎる




私なんかを友達と言ってくれる人たちが
いるから私も信じる





嫌われるかもしれない
だけど、知ってほしい