〜 凌・大樹 side 〜



家のドアを開けると、キッチンに大樹が立っていた



「おかえり」



大樹は笑顔で帰ってきた俺を迎えた



「晩御飯食べたか?」


「あぁ、帰りに軽く済ませた」



俺は自分の部屋へ向かおうとすると



「おぃ、待てよ」



大樹が俺を呼び止めた



「何だよ」



大樹の方に振り返ると、俺はソファーに座り込んだ



「愛美の事が好きなのか?お前の正直な気持ちが知りたいんだよ!」



大樹が俺の隣に座ってきた