ガチャ♪
いきなり裏口の取っ手が回る音がした
キィ〜♪
扉が開くとお店の明るい光で思わず顔を背けた
「愛美!」
そこにはゴミ袋を片手に取っ手を持つ凌がいた
「目が腫れてない?さっき泣いた?」
凌は外に足を踏み出し、私の目の前に立ち
顔をじっと見て、ふっと笑った
「俺の気のせいか!」
私は思わず自分の目の下を擦る
持っていたゴミ袋を所定の場所に置いて
「あとちょっとで終わるから、もう少し待ってて!」
凌は私の頭を撫でて、扉の取っ手を開けてお店へ戻っていった
頭を触った手はゴミ袋を持ってた方じゃないよね〜?