「ねぇ…あのさ?」



凌が私の肩に手を掛けた



「なぁ、今日の夜空いてるか?」


「今日の夜?多分空いてるけど…」



私が話しをしようとしたが、凌の耳に届いていなかった



「ねぇ、凌」



凌は私を見て、耳を傾ける



「凌に言いたい事があって…」


「待て、まだ言うな!何も言うな!」



突然凌が私の口に手を塞いだ



「う゛〜」



私は凌の手の平を叩いた


凌は手を離した



「今日、俺のバイト先に来て!」


「…っえ?」



私は今の状況が分からないでいた