「で、どうすんの?告白するの?」


「そんな事、出来ないよ!」



私は右手に持っていたコップに入っている水を飲んだ



「思いを伝えなくちゃ、何も始まらないよ?」



紗貴の言葉は何気に説得力がある



「私が凌に…」



そもそもどうして凌を好きになったんだろう


ルックスが良かったり、優しかったり、頭が良いだけじゃないの


何かに引かれたんだよ…


不思議でたまらない



そういえば、凌は私に告白してくれたんだよね?


つまり、私は凌に期待をさせているって事よね?


まだあの日の返事もしてない



私にはもう怖いものなんてない!