「ならやるよ!!俺の家」



「はぁ??…ちょっと待て!!た、拓海…
お前の家がどんだけ金持ちかどうか知ってる

だけど…家をプレゼントされるなんて…」


「いいんだよ!!何回行ったらわかる!!俺のオヤジは大手住宅会社の社長だって!!」


「それはわかってる!」

「俺専用の家が三つもあったら邪魔だから一個上げる」


拓海は満足そうな顔で言った。

…自分専用の家なんか一つも普通の人だとないよ…

おそるべし…

椎木拓海(しいのきたくみ)

「そうと決まったら仕事早くしないとね!!


母さん!!」



拓海は階段を一気に駆け下りた…


こけなければいいけど…


「あああああ!!」


‐ゴンゴンゴトゴト!!‐



あぁ…やっぱり落ちたか…

拓海はおっちょこちょいとは言えないぐらい鈍くさいからな



一応サッカー部だしキャプテンだし


モテルからいいんだろうけど

危なかっしすぎる…