《龍は、歌手になるのが夢だったの?》

《誰から聞いたの?》

《ある人》


ワタシは真菜に全てを話した。


《そうだよ。
龍は、ずっと歌手になりたがってた》

《そうなんだ》

《歌ってほしい?》

《もちろん!!!》

「そっか」


真菜は何かを考えていた。

何を考えていたのかは分からなかったが。