その言葉に驚いてハッと先生の顔を見ると、さっきまでのあたしみたいに真っ赤になっていた。


……先生、照れてる。


初めて見る先生の表情に興味津々でガン見していると、まるで囁くように、


「だから……あんま見んなっつってるだろ……」


先生は真面目な表情で訴えるように呟く。


すると直後に先生の顔が近付いてきた。


(キ……キッ、キスぅー?!)


そう思って目をギュッとつむると、首筋に何か柔らかいモノがあたった。


「ひゃっ!」


驚いて先生を睨むと、『もう止めないから』と悪魔の囁きが返ってきた。


「あっ……」


こんな甘い声が無意識に自分の口から出てるなんて信じられない。


恥ずかしすぎるよぉ……。