「瑞澤、どうする?ここに俺と一日いたい?それとも……俺に抱かれたい?」
「は?」
あたしは驚きよりも動揺を隠せずに、思わず変な声を上げてしまった。
だって……なんであたしが?
「あたしが……経験したいって思ってると思うんですか?」
「そうだ。瀬那から頼まれたしな」
逃げようとすれば捕獲されるし……こんなの運命を恨むしかないじゃん……。
内田先生が変態だと改めて実感する。
(『そういえば、先生は今年で24歳だっけ……』)
去年あたしの担任になった56のオッサン先生と比べものにもならないや。
でも、それだけあたしたちと歳が近い……ってことは、クラスの変態男子達とさほど変わらない、ってこと……。