しかし、そんなことはお構いなしにスタスタと歩く先生。


「あのぅ……先生」


「はい?」


「降ろして下さい!」


「ダメです。」


時々抵抗してみるものの、効果はなし。


すると先生は止まり、あたしは助かったと思い、ほっとすると……


ボスッ。


突然ふわっと浮いたかと思った直後、背中に固いスプリングを感じた。


ま……まさか。


恐る恐る先生の顔を覗き込むと、ニヤッと笑っていた。


そして、次の瞬間にあたしは衝撃の言葉を耳にすることになる。