「……何処に行くのかな?瑞澤さん?」


後ろから恨みを込めたような低い声が聞こえ、ゾゾッと悪寒がする。


ま……まさか……。


「…うち…だ……せん…せぃ?」


「見てたんでしょう?」


ビクッッッ!!!


「言い訳は……聞きませんよ?」


バ……バレてましたーー!!!


神様……何故あなたは、あたしに試練ばかり与えるのですか……。


いつもは信じもしない神様を恨んでもみるが、時、すでに遅し。


「す……すみません……でしたぁ!!!」


ええぃっ!!