その日も呑み終わって駐車場の車の中で
酔いを覚ましていた。
色々な話をしながらゆっくりと
時間が過ぎていった。

しばらくしてあたしの地元に向かって
裕がゆっくり運転し始めた。
あたしの地元のコンビニに車を停めて
また少しだけ休んで
家まで送ってくれた。

「ありがとう!」
裕にそう告げ、踵を返した。

裕はクラクションを鳴らすと
車を静かに走らせ帰っていった。