裕の地元の駅に着くと
それらしい車に
乗って待ってる人がいた。
向こうから声をかけてきた。

「どうも!」
爽やかな声と笑顔に返事をする。
「はじめまして!」

車に乗り込み、居酒屋へ向かう。
朝方まで飲みすぎたせいか
お酒がすすまない…

「あんま呑まない?!」
裕がビールを呑みながら聞いてきた。
「あ、違うよ。
ちょっと朝方まで飲み過ぎちゃって。」
少し申し訳なさそうに返事をする。

それでも同じ夢があるせいか
話は止まることなく弾んでいた。