「だなっ、鈴はなんか食ってる時が一番光ってるし、」
…なんか違くない?
「なんか、透哉の嬉しくなーい。」
「そーかぁ?褒めたつもりだったんだけどなw?」
透哉お得意のニッっとした笑顔に私はつい黙ってしまう。
「ったく、早くくっつけばいいのに、ね春輝!」
「だからな。日下部の鈍感さには透哉に同情するわw」
「もうっ!二人して何からかってんの!」
はいはいと言って円香と春輝君は笑う。
そんな二人をみて羨ましいななんて思ったりしてしまう。
円香と春輝君はもはや学校公認のカップルだ。っていっても、円香は玉森先生に浮気未遂だが(笑)
二人みたいになりたいなー…
でも、誰と?いる?
私の相手…
晶先輩?!
…いや、絶対無理、怖い!
んー…
そうだ!透哉がいる!
……でも、透哉は葵だし、
そうじゃなくても私が透哉を頼ってるだけか…
じゃあ、私は誰と?
―――――――チクン。
また少し悲しくなった。