｢今度はあんな事しないから安心して。これからは正々堂々と透哉から奪ってみせる。｣




甘い声でこそこそ話のようにささやく。
そして、次の瞬間……






















｢俺、鈴ちゃんのこと、本気で好きになっちゃった｣

















ーっ＊▲※☆○〓◇






えっ！？
今のなに？今、先輩私の耳元で



好き？


ですとっ？！





｢そういう事だから。｣



先輩は耳元から離れ、ニコッっと何事もなかったように微笑んだ。




｢っ！｣



私が震えと混乱で言葉を発声できないでいると、円香が不思議に思ったのか戻ってきた。








｢っもう、鈴ごめんってー…、はっ？！｣