吉田先生ホント毎回いいタイミングだな!
いろいろ救われる。


日曜のアレがあったし、ぶっちゃけ晶先輩には学校で顔を合わせないようにしたいし、合わせたくない。
だから、1ヶ月はおとなしく過ごそうと心に決めた。








しかし、人生そう簡単には進まない……








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「鈴!お昼いこ!」


昼休みになり、私と円香はいつものように学食にパンを買いに行くことになった。



「今日メロンパン残ってるといいなー!」


「鈴、この前大衆に見事に負けたよねっ」


「うーるーさーいー!」



ここの学食のパンはどれも美味しくて人気があるが、特に人気があるのはメロンパンでなかなか売られない別名[幻のパン]と言われる程だ。
もちろん、毎回争奪戦。
もちろん、私は見事に敗北。







「今日こそは絶対、手に入れるんだからっ!」


「はいはい、頑張って。」



「円香それひどくないかw?」



「そう?ってか始まるよっ」