「ったく!朝から湿っぽいよっ!
円香らしくないー!」
「う゛ー!ごめんっ!」
円香は私の体からはなれ、
ニコッっと頬をピンクにして笑う。
「っていうか!助けに来てくれたの?佐野君?」
さっきの顔からくるっと円香の顔がかわる。
「うん…そう、だけど。それで…?」
それでなんだ?
円香のことだからあまりいい事じゃない気が
するのは私だけ…?
皆さんもそう思うよねっ?
「っもー!鈴、鈍感すぎて泣けるっ!
っていうか一回頭叩いてあげようか?」
っえっ!?
それはひどいよね…w
「まっ円香?さっきから言ってることがいまいち分からな…」
言葉の途中で円香がほっぺたをつねる。
「いっ、いふぁい!はふぁふぃてー;;;;」
「鈴はしばらくこうされる運命なの!」
理不尽っ!
「失ってからじゃ遅いって事!」
「はふぁ?」